社会福祉法人山城福祉会 宇治川福祉の園

代表者 菊池 ゆかり
所在地 宇治市槇島町石橋13番地
連絡先 0774-25-7091
Email ujigawa@iris.eonet.ne.jp
HPアドレス  
活動内容 運動・身体活動 / 食育に関すること
業  態 非営利法人
 知的に障害のある方が、自分たちのできる「働き」を目指して通って来られる場所です。仲間と一緒に頑張れた、働きがいを感じられるよう、職員は支援を行っています。みなさんが健康に歳を重ねることに対する働きかけが大切になっています。

Interview

 

【団体紹介】

社会福祉法人山城福祉会 宇治川福祉の園は、「じぶんらしくくらす じぶんらしくいきる」をスローガンに、一人ひとりの「はたらき」を大切にしながら、身体能力や日常生活の維持向上につながるような作業支援を行われています。

重い障がいのある利用者さんが多いため、お一人おひとりの作業工程や取り組み方などを個別に検討し、できたことへの達成感が得られるような働きかけをされています。

【活動紹介】

ーー「宇治川福祉の園」では、具体的にどんな活動をされていますか?

宇治川福祉の園 施設長 菊池ゆかりさん

「生活介護事業」と「就労継続支援事業B型」という2つのサービスを提供しています。また、作業外の活動として、セラピストさんによる音楽活動や、自治会・フィットネスタイム・芸術活動なども行われています。

【生活介護事業】
一人ひとりの個性や興味・関心を生かした「はたらき」を中心とした活動づくりをもとに、身体能力や日常的な生活能力の維持と向上を目指します。
・農作業(減農薬で安心して食べていただける野菜づくり)
・園芸作業(花苗の育成から植え込みなど、地域での環境整備)
・下請け加工作業(製箱・段ボール加工・梱包などの作業)
・自主製品(ビーズアクセサリー・EMぼかし・紙漉きなど)
自主製品は、京都嵐山にある「ハートプラザKYOTOぶらり 嵐山店」での販売も行っています。観光客が多く集まる場所で売り上げも少しずつ伸びています。

【就労継続支援事業B型】
地域社会とのつながりを大切に「はたらき」の経験を積み重ね、より豊かな生活を実現することを目指します。一人ひとりに合った生産的活動の機会提供や、希望により他の就労支援サービスに移行することを目指した支援も行っています。
・受託清掃作業(公共施設の清掃作業など)
・菓子工房ujigawa(製菓作業・販売)
菓子工房ujigawaで製作したお菓子は、工房の隣にあるお店で販売しています。またイベント販売や「ギフトショップ あおいそら」での委託販売なども行っており、好評です。

ーー菊池さんは施設長として、どのようなことを意識されていますか?

利用者さんの「好きなこと・やってみたいこと・得意なこと」を見極め、お一人おひとりに合った活動をご提案できるようにしています。
また、利用者さんには「自分のやったことを周りの人に知ってもらいたい、認めてもらいたい」というお気持ちが強い方もいらっしゃいます。そのため、施設内だけでなく施設外のみなさんとのつながりや連携を大切にしたいと考えています。

例えば、生活介護事業として行っている「農作業」は地域の方のご厚意で畑をお借りし、地域の方の協力のもと行っています。利用者さんと施設スタッフだけでは、1年間の農作業すべてを行うことはできませんので、地域の方が温かいお気持ちで協力してくださることを大変ありがたく思っています。

ーー今後の取り組みとして、どのようなことを考えていらっしゃいますか?

コロナ禍で行えなかった人と人とのつながりを、まずは再開したいと考えています。

【2023年10月28日(土)さつまいもde おやつ教室~おやつ作りと昼食会~】
地域のお子さんと一緒に、安心なおやつ作りと昼食会を行う「さつまいもdeおやつ教室」を企画。宇治川福祉の園のご利用者さんと一緒におやつ作りの楽しさを体験していただくとともに、身体と心の健康や障がいのことなどに触れる機会となればと考えています。

【2023年11月19日(日)わくわくまつり】
槇島福祉の園と共に行っている年に一度のイベント「わくわくまつり」を予定しています。利用者さんのご家族や地域のみなさんに集まっていただき、利用者さんが収穫・製造した農作物やお菓子を販売したり、歌や踊りを披露したりします。

ーー「宇治市健康づくり・食育アライアンス U-CHA」の団体として、どのような活動を考えておられますか?

これから広げていきたい人と人とのつながりを、うーちゃの活動と絡めて展開していければと思っています。うーちゃ学校やうーちゃフェスタなど、宇治川福祉の園の利用者さんと共に無理のない範囲で参加できればと思います。