NPO法人 ミラクル コスモス

代表者 三浦 まなみ
所在地 京都府宇治市木幡南山52-45
連絡先 090-5096-1225
Email m.miura@miracle-cosmos.or.jp
HPアドレス http://www.miracle-cosmos.or.jp
活動内容 運動・身体活動 / 休養・こころの健康 / 歯の健康 / 喫煙 / 飲酒 / 健康行動 / 栄養・食生活 / 普及啓発活動 / 食育に関すること
業  態 非営利法人
・親と子が共に食について学び、心のふれあいとコミュニケーションを深められる場の提供を行っています。 ・地域社会で食育の知識を持つ人々の層を厚くする啓蒙活動と支援者のネットワークを構築しています。

お知らせ

第3回 食育ひろば2月29日(土)を延期いたします2020/02/27
【第3回 食育ひろば】2020/02/08

イベント

「食育ひろば」2021/11/07
「早寝早起き朝ごはんフォーラムin宇治」2021/11/07
女性の健康支援セミナー「女性ホルモンと身体の不調」2021/02/12
【第3回 食育ひろば】2020/02/08

Interview

 

【団体紹介】

 「健康でいきいきと人生を過ごす。そのためには、健康寿命を延ばすことはもちろん、未来を託す子どもたちに食育を通して、豊かな食生活を築いてほしい。また、身体の健康だけでなく心の健康も大切に、豊かな人生を歩んでほしい。そのためには、しっかりと食育を継承していく必要がある。」こうした考えから、NPO法人ミラクルコスモスは2017年1月に設立されました。

 主な活動は「食育の啓蒙」「体験型セミナー」「農業体験」の3つ。
それぞれの活動では、一方通行の押し付けではなく、各家庭で取り組める啓蒙活動を心がけ、行動変容を目指したセミナーや、心の癒しをテーマにしたイベントを行っています。具体的には、毎月第3水曜日に京都文教短期大学のサテライトキャンパス宇治橋通りで、旬の野菜の活用法や食育豆知識のセミナー、健康相談会を実施。年1回「食育ひろば」も開催されます。

 また、偶数月の第3水曜日に同じサテライトキャンパスで、子ども服の無料交換会も同時に開かれています。

 「農業体験」は、農家さんと月1回、畑で野菜や土、環境の話を聞きながら、種まき、作物の世話、収穫、さらに収穫したばかりの野菜を使った料理作りなどを体験しています。
参加者はもともと親子(母子)を想定していましたが、最近は、お父さんも積極的に参加したり、仕事をリタイアした人が娘や孫のために参加したりして、年齢層は幅広いそうです。

 参加者は、普段手にしている情報が正しいのか、間違っているのかを知りたいという人が多く、ただ○×の評価だけではなくどのようにすれば各家庭でより良くできるのかを伝えることで、安心するようです。

 今、子どもの食に携わるお母さんたちは多忙で、なかなか料理に手間をかけることが出来ません。そんなお母さんの気持ちに寄り添いながら、それぞれの家庭で取り組める内容を指導する中で、「食べる事は生きることなのだ」と感じてもらえるよう努めています。

 また、運営メンバーの中には保健師さんもいて、食育のほかに子育てなどの不安も聞いてくれます。お母さんたちの普段の子育ての大変さをねぎらいながら、心と身体の健康を保つための栄養のある食事の取り方、ゆっくり休める時間の作り方など、一緒に考えてくれるそうです。

 「食育の勉強」と肩肘張らず、運営メンバーと話すことでお疲れママさんがホッとして、さらにちょっとした食育情報を学べるのは良いことだと感じました。

 

【活動紹介】

 JR宇治駅前にある宇治市男女共同参画支援センター(ゆめりあ うじ)で、毎年この時期に開催される恒例イベント「UJIあさぎりフェスティバル」。今年は11月30日、12月1日の2日間にわたって開かれ、1日には4階の会議室で、アライアンスメンバーの「ミラクルコスモス」がパネル展示と展示紹介のスピーチをしました。

 ミラクルコスモスは、親と子がともに食について学び、コミュニケーションが深まる場所を提供することを目的に、子どもの食育支援や自然農業体験、子育て相談会、保健指導などを行っているNPO法人です。パネル展示ではそうした活躍の様子などを紹介しました。

 スピーチでは同団体の理事で保健師の三浦まなみさんが「栄養をいくら取っていても心が良くなければ健康とはいえません。これからもこうした啓発活動を続けていきたい」などと話しました。

 荻原美津子代表は「みんなに健康になっていただけるよう、今後も健康の大切さを広めていきたいですね」と話していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【対談】

 生活習慣病の予防を目的に適塩メニューなどの普及に努めている「宇治市食生活改善推進員協議会・若葉の会」の島津たまゑ代表と、食と健康についての啓蒙・普及活動を続ける「NPO法人 ミラクルコスモス」の三浦まなみさんに食と健康をテーマに話し合ってもらいました。

 ――改めてそれぞれの団体のこれまでの取り組みを教えてください

 島津 「私たちの健康は私たちの手で」をモットーに、宇治市内の各公民館で料理講習会を実施し、減塩メニューの普及などを目指しています。もともとは宇治市食生活改善推進協議会のボランティアに参加し、講座を修了した人たちの集まりで活動を初めて35年になります。

 ――男性を対象とした料理講習会なども開いてらっしゃるようですね

 

 島津 男性料理教室といって20年ぐらい前から月1回やっています。仕事を終えられた男性の方に健康に役立つメニューを紹介して、一緒に作って食べています。まず、おいしい出汁を取ることが基本で、だから減塩や適塩でもおいしく食べることができます。

 ただ、男性は時々外れたことをしたがるので…。この前も「てんぷらが食べたい」という方がいたので、そういう時は「私たちは身体にやさしい料理教室ですよ。そういうものが食べたければ、別の料理教室に行ってください」とビシッと言わせていただきます(笑)

 ――ミラクルコスモスさんも多岐に活動されてますね

 三浦 そうですね。まだ立ち上げて5年目の歴史の浅い団体なんですが…。メンバーは全員、日本成人病予防協会が認定している健康管理士一般指導員の資格を持っています。一般の人に健康活動を広めることが目的です。

 今の代表が高齢になってお孫さんの食育などが気になってきたので、「宇治でNPOを立ち上げたい」とおっしゃって、それでミラクルコスモスが誕生したんです。ただ、宇治市以外のメンバーもいるので、宇治だけでなく京都、亀岡とかそういう場所でマルシェに出展させていただいたりしています。特に、私は保健師なので、心と身体というか、食育だけでなく健康な身体づくり、心づくりのところも含めてやっています。

 ――宇治市内ではどのような活動を

 三浦 先日はコロナの影響で中止になってしまったんですが、宇治の商工会議所で「食育ひろば」という催しをさせてもらっています。そこでは、栄養の大切さを伝えるブースとか、環境を守っていきましょうとか、宇治市でも食育に非常に関心がある企業さんもいるので、そこに参加していただいてマルシェをやったり、お子さん向けに人形劇、音楽を聴いて癒しの時間を持ってもらったり、お母さん向けには無料でハンドマッサージをやったりしています。

 島津 私もやってほしい(笑)

 三浦 せっかくいいものを身体に取り入れようと食べても、その土台となる身体や心がストレスを抱えていては吸収するものも吸収しない。そういう意味では、栄養の大切さとともに、心の捉え方とか、後は身体の土台作りですね。今はみなさんお忙しくて運動不足になっているので、そういう意味で運動の大切さも伝えていきたいと思います。

 そのほかにも、街の保健室というのをいろいろなイベントに呼んでもらってしています。メンバーは10人ぐらいですが、イベント行くときは2、3人ぐらいです。活動範囲は京都南部が中心ですが、呼ばれれば石川県の方まで行ったりもしました。

 

 ――一緒に活動されたことはないんですね

 

 三浦 ないですね。ただ私は伝統の食事とか、そこに興味があって。若葉の会さんとお話したいと思っていたんです。

 

 ――三浦さんから、「若葉の会」さんにお聞きになりたいことがあるそうですが

 

 三浦 毎週第3水曜日に宇治橋の京都文教大のサテライトキャンパスで健康相談室をやってるんですが、なかなか人が来なくって。平日の午前中はお母さんは来づらいという意見もありました。お料理教室みたいなイベントをすると何人かは来られるんですが。

 島津 私たちは宇治橋のサテライトキャンパスは使ったことないかなあ。

 三浦 それで私たちもいろいろなこととコラボして活動しようと思ってるんです。この1年は、ぜひ伝統食というのとコラボして何かできないかと思ってるんですが。

 

 島津 私たちはほぼ市役所を中心に活動しているようなものなので、じっとしていてもなかなか市民の方に集まってもらえることは少ないなあと思いながら、そういう機会があったら出前講座もしたいとは思っています。

 

 ――さきほど三浦さんがおっしゃったコラボも可能性があるのではないですか?

 

 三浦 宇治の伝統食というのを知りたいと思っています。京の郷土料理のように宇治にも伝統の郷土料理があったんでしょうか?

 島津 そこはなかなか難しいですね。みんなにも「探してよ」とは言ってるんですが、なかなか難しいですね。

 ――今後のアライアンスに何か要望はありますか。食育と健康づくりの団体が一緒になることで効果もあると思うんですが

 

 島津 私たちは食生活改善の推進委員として、いつも栄養、運動、休養というのをあげてるんですが、なかなか運動までは手がまわらなくて。
そういう部分をミラクルコスモスさんに教えてもらえないかとか、それこそ心の健康とか、ハンドマッサージとかいろいろ。

 三浦 そうですね。だいたい10分ぐらい音楽を聴いてゆっくりしてもらった後、15分ぐらい体操しています。

 島津 それはいいですね。さっそく会員研修会ということで6月ぐらいにでも教えにきていただければ、みんな喜びます(笑)。

 

 ――ミラクルコスモスさんが、若葉の会員さん研修会に参加して研修するということですか

 島津 そうですね。心の栄養とか、食と健康の関係などについてお話いただければ。私たちの次の活動につなげていけますね。私たちは栄養のバランスを考えたメニュー作りにとにかく必死にやってるので(笑)。会員さんの心の栄養にもなると思います。

 三浦 そうですね。6月の後半ぐらいなら。楽しみにしています。

 

 

【2020年度インタビュー】

 

―――今年度、団体の活動はどのようなことをされていますか?

新型コロナウイルスの影響を受け、ほとんどのイベントは中止せざるをえない状況ですが

そんなコロナ禍で、食育の啓蒙活動として、以下のことを実施しています。

・食育レシピの提供

 ミラクルコスモスでお世話になっている講師の先生と一緒に子どもクッキングのレシピを掲載して頂きました。

 

また、毎月第一月曜日 ゆめのたね放送局「いつでも どこでも ハコブネ~自然農食育~」を、放送させていただいています。自然農農家の梅原弘行さんが毎回ゲストでお話してくださいます。

 

自粛期間中の身体づくりとしてオンラインでの「子どもの身体づくり」を実施しています。

 ミラクルで講師契約をしているスポーツインストラクターのTAEさんにご協力いただきました。

 

屋外での親子イベントを実施しました。→

 洛西ウメちゃんファームにて定期的に体験会をさせていただきました。↓

 

 

 

 

 

 

 

来年度の啓蒙活動に向けて、SDGsや、環境問題、食品ロスを運営スタッフで学んでいます。↓

 

―――今後団体でされたい活動は何ですか?

引き続き、配信を強化し、幅広く健康づくりに取り組んでいきます。

感染予防対策を考えたうえでのイベント実施も続けます。

2021年度は「早寝早起き朝ごはんフォーラム」の採択をうけ、食育を通して健康づくりを

さらに啓蒙していきたいです。

 

―――健康づくり・食育アライアンスで取り組みたいことや、期待することは何ですか?

健康づくりはとても奥深く、ミラクルの掲げる「心と身体の健康」だけにはとどまりません。

経済学的観点、社会学的観点、教育学的観点、医療・福祉様々な分野が協働し、共創社会を目指すことを期待しています。

「食べることは生きること」NPO法人ミラクルコスモスは食が切り口ではありますが、

地域・社会で生きる人々とつながり、人に良いものを育む活動を皆さんと共に取り組んでいきたいです。