京都府南部総合地方卸売市場

代表者 荒木 徳雄
所在地 京都府宇治市伊勢田町西遊田90-1
連絡先 080-5761-3779
Email araki@kyojirushi.co.jp
HPアドレス  
活動内容 食育に関すること
業  態 その他
京印 京都南部青果(株) (青果卸売業者) (株)京都総合食品センター (市場開設者) 南部市場として取り組んでいます。

Interview

 

【団体紹介】

 9月20日、宇治市立平盛小の学校農園で、5年生の児童らが慣れない手つきでピーマンの植え付けに取り組みました。講師はピーマンの本場・宮崎からわざわざ駆け付けた若手生産者3人。子どもたちに少しでも野菜を好きになってもらおうと、宇治市内の小学校などで実施されている食育授業の一環です。児童らはこの後、自分たちの手でピーマンを育てて、12月上旬には料理して食べる予定です。
 「ピーマンだと1クラスに7~8人は『嫌い』という子がいるものですが、自分で育てると親しみがわくのか、料理をして食べるころにはその数が確実に減ります。その時、やって良かったなあという気持ちになります」と笑顔で話すのは、京都府南部総合地方卸売市場で青果などを扱う京印 京都南部青果株式会社の執行役員、荒木徳雄さん(56)。同事業を平成16年からずっと手掛けています。
 同市場は昭和45年に開設。約5万1千平方㍍の広大な敷地に京印など17事業者が入り、全国の農産物などの卸売りをしています。宇治の全市立小の学校給食に食材を提供しているほか、市場見学や職場体験を通じて市民の食の安全、安心への理解を深める活動もしています。

 

 小学校などでの食育授業はそうした活動の1つで、「生産者サイドからの『野菜嫌いの子どもを少しでも減らしたい』という声がきっかけ」(荒木さん)だったといいます。これまでに北海道のカボチャやジャガイモ、徳島の鳴門金時などを使った授業を行い、趣旨に賛同した現地の若手生産者や野菜ソムリエらが参加しました。
 「子どもたちへの食育はもちろんですが、若い農業従事者のモチベーションをあげることも大きな目的です。誰でも自分の作ったものを多くの人に喜んでもらいたいですからね」。
 今、荒木さんが考えているのは食育授業の幅を広げること。これまで講師探しや学校との交渉など荒木さんが1人で担当してきたので、「私と関係の深い人がかかわることが多かった。昨年あたりから後輩にも参加してもらいながら、新しい可能性も模索しています」。
 今回、健康づくり・食育アライアンスに参加したのにはそうした思いもあるといい、思いを同じくする他団体と協力する機会があればと期待しているそうです。

 

 

【活動紹介】

 宇治市大久保町の平盛小学校で11月15日、「みんなで育てたピーマンを食べよう」の授業が行われました。5年生の児童27人が家庭科室に集まり、JA宮崎経済連の鮫田雅美さんと、宮崎県大阪事務所の宇藤山浩さんの指導で、宮崎産のピーマンを使った「塩昆布和え」と「ベーコンチーズ巻き」の2種類の料理を作り、みんなでおいしく食べました。

 子どもたちに野菜を好きになってもらおうと、京都府南部地方卸売市場の協力で実施している食育授業の一環。同事業を担当している京印の荒木徳雄執行役員も参加して、子どもたちが調理に取り組む姿を見守りました。

 最初に鮫田さんがピーマンを持って切り方などを説明。その後、児童らも実際に庖丁を手にピーマンや他の材料を切るなどして、2種類の料理を上手に作りました。

 この日使用したピーマンは、児童らが9月20日に宮崎県の生産農家の人たちの指導で、同校の学校農園に植えたピーマンと同じ株からできたもの。学校農園のピーマンはすでに150個ほど収穫し、児童らが持ち帰っているそうです。

 「自分で育てた作物を食べることで、児童の食への関心も高まり効果的な食育になっている」と同校も歓迎。同卸売市場が協力して実施するこうした食育授業は約20年前から行われ、数多くの子どもたちが野菜を知る手助けになっているようです。

 鮫田さんは「子どもたちに宮崎のピーマンを知ってもらえればうれしい。塩昆布和えは家に帰ってお父さんに作れば、喜んでもらえるのでは」。また、宇藤山さんは「宮崎の農産物をアピールするのに効果的な取り組みですが、卸売市場さんや学校の協力があってこそ実現できるものです」と話していました。