宇治市茶生産組合

代表者 辻 四一郎
所在地 京都府宇治市小倉町久保36
連絡先 0774-21-4405
Email qdkyy476@yahoo.co.jp
HPアドレス  
活動内容 普及啓発活動
業  態 その他
宇治市茶品評会や各種研修を実施し、生産技術の向上を図り宇治茶の発展に取り組んでいます。 また、農林まつりなどイベントに出展し宇治茶の宣伝普及に取り組んでいます。

Interview

 

【団体紹介】

 宇治市茶生産組合は宇治市内でお茶を生産している農家さんたちの団体です。昭和36年に設立され、現在85人が加盟しています。「農業従事者の高齢化や後継者不足は全国的な課題ですが、市内の茶生産農家は若い後継者もいてみなさん頑張っています。ただ、茶摘みの時期のお茶摘みさん不足は深刻です」と話します。
 高級茶のブランドとして全国に知られる「宇治茶」。しかし、その定義は「京都府、奈良県、滋賀県、三重県の4府県産の茶を京都府内の業者が京都府内で宇治に由来する製法で仕上げたもの」で、必ずしも宇治市内で生産されたお茶を表すわけではありません。
 では宇治市産のお茶の特徴は?
 「宇治市内では、主に春、新芽が出る頃から、茶摘みをするまでの間、茶園に覆いを掛ける「覆下栽培」という方法でお茶を栽培しています。日光を遮ることでテアニンという旨み成分が渋みのカテキンに変わることを防ぎ、渋味が少なく、甘みの強いお茶になります。覆いは手作業で行うので、手間暇かけた生産管理が必要です。また、茶摘みは1年に1回、機械ではなく人の手でていねいに摘み取ることも特徴的です。茶摘みの時期は限られているので、お茶摘みさんの確保はたいへんです」。

辻四一郎組合長

 同組合は、こうした宇治市産のお茶の特徴を多くの人たちに知ってもらおうと、市内外の様々なイベントに参加してお茶をふるまうなど、PR活動を積極的に実施しています。
 その1つが、市内の小学校で実施されている総合学習「宇治学」への協力。「小学3年生で宇治茶を学ぶ授業があるのですが、毎年市内産のお茶を使用してもらうことで、地産地消の推進にも寄与しています。」。
 また、より安全、安心なお茶の生産を図るため「茶生産管理台帳」の記帳を徹底するなど、高品質茶の生産に努めています。
 「お茶にはリラックス効果もあって、忙しい現代人の健康を精神面でサポートすることも可能です。何より、地元の子どもたちに宇治茶の良さを知ってもらうことで、地元の文化や食を大切にする気持ちを持ってほしいと思います。今後も、アライアンスの参加団体と連携して、宇治市産のお茶のPRを頑張りたい」と張り切っています。

 

【活動紹介】

 11月23日は神様に新しい収穫を感謝する新嘗祭が、全国の神社で行われる日。宇治市内の農林業者が集まり市内産の農産物などをアピールする恒例の「宇治市農林まつり2019」がこの日、宇治市小倉町の西宇治公園多目的広場で開かれ、好天に恵まれて大勢の市民らが訪れました。

 アライアンスメンバーの宇治市茶生産組合も例年参加し、市内産の抹茶をたてて、市民らに安い値段でふるまっています。この日も同組合のメンバーらがたてたお茶を一杯100円で販売。また、宇治産の高級な茶葉を比較的安価で販売し、大勢の市民らでにぎわっていました。

 辻四一郎組合長は「宇治のてん茶は8月に開かれた全国茶品評会で、2年連続産地賞を受賞しました。そのお披露目をかねて12月には宇治市役所の1階ロビーで、お茶のふるまいをします。宇治市民は宇治茶の良さをよく御存知だと思いますが、こういう機会に改めて宇治産のお茶の味を再認識してもらえれば」と話していました。

 

 

 

 

 

 

【2020年度 インタビュー】

【新組合長 藤井武雄様】

宇治市茶生産組合前組合長の辻四一郎様と新組合長の藤井武雄様にお話を伺いました。

――― 今年度、どのような活動や事業などをされていますか?

辻:  今年度は、コロナ禍の影響でイベントが悉く中止になりましたし、組合主体で開催を予定していた行事も何もできませんでした。

藤井: 本当にそうでしたね。だからこそ、といっては何ですが、新年度に向けまして、より人と環境に優しい安心安全な茶作りを推進していくことを念頭に置いています。

また、“市内産”宇治茶のブランド化を進めるためにも、PR活動を積極的に行っていきたいです。

【前組合長 辻四一郎様】

組合に向けては、茶の栽培や製造についての研修を行い、より高品質で清浄な茶の生産を目指していきたいと考えております。

――― 今後、されたい活動や事業等は何ですか?

辻:  今年度、軒並み中止になった「農林まつり」、「わんさかフェスタ」、「宇治茶まつり」や宇治市主催の食育イベント等に、これまで以上に積極的に参加していきたいですね。

藤井: はい。また、より多くの様々な年代の方々にイベントや宇治産の宇治茶について知っていただけるよう、SNS等、インターネットを使った広報宣伝活動にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。
少し専門的なお話になるのですが、土壌測定装置等の計測器具を使った茶栽培の研究と省力化も行いたいと考えています。

 

――― 今後、健康づくり・食育アライアンスで取り組みたいことや、期待することは何ですか?

辻:  宇治茶がいかに健康にいいか、新型コロナウィルスの不活性効果について有効かといったことをアピールしていきたいですね。

藤井: そうですね。お茶に関しては、子どもの頃から飲み慣れて、習慣化させることが必要になってくるかなと思いますので、学校給食に取り入れていただくですとか、宇治茶や茶道を学ぶ機会を増やしていけるような取り組みに期待します。

地域の方たちの誇りとなるような文化的側面や、「茶は健康に良い」という事についてもっと知ってもらい、お茶に触れていただく頻度、機会を増やしていけるといいなと思っています。

【2020年度 宇治茶品評会】