炭焼き肉と京の野菜 Nico

代表者 辻村 亨子
所在地 京都府宇治市宇治壱番59-1
連絡先 0774-23-1116
Email nico_0425@icloud.com
HPアドレス  
活動内容 休養・こころの健康 / 栄養・食生活 / 食育に関すること
業  態 民間企業
ランチは宇治近郊の野菜中心のおばんざいビュッフェ、ディナーは京都産お肉を使用した炭焼きステーキ、またカフェタイムには地元企業家の方とのコラボイベントを行っています。

Interview

 

【団体紹介】

 Nicoという店名には、「みんながニコニコできるように」という、店長の辻村享子さんの願いが詰まっています。
辻村さんは、福井県内の精肉店直販の焼肉店で10年間働いた後、生まれ育った宇治に戻り、2年前に「炭火焼肉と京の野菜 Nico」をオープンさせました。
牛肉は、京都産の牛と鹿児島黒牛の2種類を用意。特に黒牛は、以前に勤めていた精肉店から仕入れることで、上質な肉が手に入るとのこと。鹿児島黒牛は適度な脂身と旨味があり、どんな料理にも合うそうです。「普段は牛肉を食べないのに、Nicoさんのお肉は食べることができる」と話すお客さんもいるようです。また、女性でも食べやすいように量を少なめにして、価格を抑えています。
野菜は、辻村さんのお父さんが宇治田原で栽培しているものを主に使用しています。減農薬で、間引いた小さいニンジンなど、普段はスーパーなどであまり見かけない野菜も手に入ります。また、イチゴは近くのベリーファーム宇治から仕入れるなど、地産地消を心掛けているとのことでした。
肉にも野菜にもこだわりいっぱいの辻村さんですが、一番大切にしていることは「お店で人と人が出会って、何かが生まれること」だと言います。

 

 自宅のようにくつろげる雰囲気を心掛けていて、例えば、子ども連れのお客さんがいれば、子どもを通して、別のお客さんと仲良くなることもしばしば。「お子さんの誕生日に、初めて出会ったほかのお客さんたちが歌を歌ってくれたりすることもあるんです」と辻村さん。ほほえましい光景が目に浮かぶようです。
「外食は、誕生日とか結婚記念日、同窓会などの特別な日が多い。お客さんの特別な時間にいつも立ち会えているのが好き。お客さんに笑顔を向けることで、自分も元気になる」と、辻村さんは素敵な笑顔をみせてくれました。
また、同店では、お客さんが主催するイベントがたくさん開かれています。ヨガ、美腸セミナー、ハンドマッサージなど、どれも気軽に参加できるイベントです。
こだわりの料理、自宅のような雰囲気、楽しいイベント、そして辻村さんの笑顔。そこからたくさんのつながりが生まれ続ける場所なのだと感じました。

 

 

【インタビュー】

 こだわりの食材を提供する炭焼き肉と京の野菜「Nico」の辻村享子さんに、アーモンドの花が満開のお店でお話を伺いました。

――Nicoさんでは様々なイベントが行われています。どうしてイベントを開くのですか?

 辻村 イベントを開催すると、生活に非日常のことを体験しながら人と人とのつながりを作っていくので、気持ちが前向きに明るくなる方が多いんです。

 ――英会話教室もされているようですが

 辻村 英会話教室は小さいチャレンジの一歩なんです。主催者にとっても参加者にとっても、小さいチャレンジの一歩になっています。

 ――そのほかにも、いろいろなイベントがあるそうですね

 辻村 起立性調節障害の方がライブをされたり、認知症の講習を開催したりしています。
認知症のみなさんと一緒に「まあいいかカフェ」を開催したことがあるのですが、いい経験になりました。また、開催できたらいいなと思っています。

 ――高校生とのコラボも

 辻村 立命館宇治高等学校IMコースの生徒さんとのコラボでお菓子を一緒に作って、マルシェで販売もしました。マルシェの申込みは生徒さんたちがしてくれました。
なにがなんでもやるという若いパワーと心意気を感じました。また、失敗しながらもチャレンジすることの大切さを生徒さんたちから学びました。
さまざまな出会いで人生が豊かになっていると感じています。

 ――アライアンスに期待することを教えてください

 辻村 宇治市健康づくり・食育アライアンスの団体のみなさんとの出会いやつながりから、新しい展開がうまれたらうれしいです。

【2020年度インタビュー】

――― 今年度、どのような活動や事業などをされていましたか?

コロナ禍のため、 これまでバイキングスタイルで自由に楽しんでいただいていたランチをコーススタイルに変更しました。また、少しでもお役に立てればとの思いも込め、おばんざいやお弁当のテイクアウトの販売をスタートしました。宇治橋商店街周辺飲食店の合同企画「崖っぷち弁当」では「日本美腸協会美腸トリートメントサロン美腸アドバイザーRirihana」さんとのコラボお弁当を作成し、好評をいただきました。InstagramやFacebook等のSNSをこれまで以上に意識して活用するようにもなりました。

 

――― 今後、されたい活動や事業等は何ですか?

  このお店があることで、社会のいろんなつながりが生まれていけばいいな、少しでも社会に貢献できるといいな、と考えています。Nicoで開催しているイベントや講座も、その一貫です。例えば、2月上旬の「わたしたちの知らないワンちゃんネコちゃん展」は、京都を中心に活躍されている福祉団体“Power.”さんに写真をご提供いただき、より多くの方に犬や猫の現状に意識を向けていただくきっかけになればとの想いから開催しました。また、最近スタートした「お野菜の共同購入」は、農家さんとお客様の架け橋になれれば、との思いを持って始めました。

微生物の存在を感じられる、土の香りのする新鮮なお野菜は、身も心も癒してくれますよ。よろしければぜひお試しくださいね!

 

――― 健康づくり・食育アライアンスで取り組みたいことや、期待することは何ですか?

コラボをしたいです。以前、立命館宇治高校のIMコースの学生さんたちとマルシェでコラボをさせていただいたのですが、本当に楽しくて(笑)。またぜひご一緒したいです。他にも、アライアンスにご参加の皆さんとともにSDG’sに関わること等にもトライしていけるとい いなと思っています。