有限会社 辰巳屋

代表者 左 聡一郎
所在地 京都府宇治市宇治塔川参番地の七
連絡先 0774-21-3131
Email soichiro.h@uji-tatsumiya.co.jp
HPアドレス  
活動内容 食育に関すること
業  態 民間企業
創業1840年、お茶の卸問屋から始まり、大正2年に料理屋に転身。平等院前宇治川畔にて「京料理・抹茶料理 辰巳屋」として営業。 料理屋・料理人として子供たちに「食」について伝える食育活動や、料理教室を積極的に行っている。

イベント

宇治の魅力 満腹を食べる日!(仮)2020/06/10

Interview

 

【団体紹介】

 「家族で外食する場所が、ファミリーレストランやジャンクフード店と聞いて子どもの食に危機感を持ちました。」と京料理・抹茶料理「辰巳屋」の八代目、左聡一郎さんは話します。「辰巳屋」は平等院前宇治川畔で、1840年(大正2年)にお茶の卸問屋から始まり、料理屋としては100年の歴史を誇る老舗です。
 健康・食育アライアンスの副代表も務める左さんの食育活動の始まりは、息子さんが通っていた学校に「食についての教育をしたい」と、交渉したことからだといいます。それから左さんは、子どもたちの50年後を見据え、日本の食文化を伝えるため地元小中学校などで食育授業を続けています。
 京料理で大事なうま味のもとは「出汁(だし)」。なので、左さんは基本の昆布と鰹から取れる本来の出汁のうま味を子どもたちに体験してもらい、日本料理の魅力を伝えています。昆布と鰹でしっかりと出汁を取ると、塩が少なくてもうま味が出るため、減塩にもなるといいます。

 

 

 

 10月2日には、文化パルク城陽で城陽市民大学の受講者を対象に、「食を育む―料理人の思考回路―」というテーマで、日本料理の文化や料理人が調理の際に意識していることなどを講演しました。そこでも出汁についての話と試飲が行われました。参加者たちは、出汁のうま味に驚いていたそうです。
 辰巳屋で出す料理は、食の5W1Hを意識して作っているといいます。誰が(アレルギーの有無、人種、ベジタリアン)、いつ(季節や時間)、どこで(店、畳、洋館、飛行機)、何を食べるかだけでなく、食べる理由(祝い事、法事、接待)や食べ方までを意識して作ることが、日本料理の「おもてなし」なのです。
 また、左さんは子どもたちに食文化を伝えるために、どうしたら聞き手が楽しいか、面白いか、笑うかを考え、飽きずに聞いてもらう話し方を心掛けているそうです。「話術も料理も人のことを考えて作るという意味で共通しています。両方とも好きでやっていることです。」と、左さんは話します。
 本格的な日本料理を味わいたい人は是非、辰巳屋へ。素晴らしいおもてなしが待っています。

 

【インタビュー】

 今年度に発足した宇治市健康づくり・食育アライアンスも参加団体が50になり、1月9日には第2回市民会議を開催。来年度に開催予定のイベントの内容について話し合うなど、いよいよ本格始動に向けて動き始めました。

 同アライアンスの副代表で、積極的に食育に関する活動に取り組んできた辰巳屋の左聡一郎さんにこれまでの手応えや、今後への期待を聞きました。

 ――ここまでのアライアンスの活動についてはどのように評価されますか

 左 従来の「宇治市食育ネットワーク」で行ってきた活動の枠が広がってきました。参加団体のみなさんにもいろんな考え方があって、さまざまな意見が聞けるのはとても有意義なことだと感じています。

 ――アライアンスには、地域の健康づくりと食育を支えてきた「宇治市食育ネットワーク」と「宇治市健康づくり《ウー茶ん》連絡会」のメンバーのほかに、企業・教育機関・NPOなどさまざまな団体が参加しています

 左 参加団体はそれぞれの専門分野があって、得意なことを持っている。それぞれが自分のできることをやっていくだけでも、ずいぶんと多様な活動ができるのではないでしょうか。また、不得意な分野を補ってもらうことも可能です。

 ――第二回の市民会議では、来年度開催予定のアライアンス主催イベントのアイデアが話し合われました。左さんもユニークな意見を出されていましたが(笑)

 左 「食育マスター 格付けチェック」といって、クイズ形式で食に関する知識をチェックする企画です。「本物のだしはどれ…」みたいな感じで(笑)

 ――ほかの団体からもいろいろなアイデアが出され、議論が白熱していましたね

 左 みんなで考えることも大切ですが、それを行動に移すことが必要です。来年度は一歩踏み出して、なんでもいいからやってみる。課題がでたら修正していくというテンションでやってもいいのではないでしょうか。

 ――行動に移せば難しい面も出てくると思いますが

 左 みんなが同じ方向を向いて、つながりを大切にしていけば大丈夫だと思います。参加団体のきずなを深めるために、お酒をまじえた懇親会のアイデアも事務局に出しているのですが、これは難しいかなぁ(笑)。いずれにしても、横のつながりを一番大事にしたいと考えています。

 ――最後にアライアンスへの今後の期待を教えてください

 左 健康づくりや食育に関する市民パワーの結集です。それぞれが得意分野で力を発揮して、アライアンスとして協力、共同していけば、大きな力になると期待しています。