【団体紹介】

「医療法人 糖心会」は、べっぷ内科クリニック（本院・分院）をはじめ、べっぷ訪問看護リハビリステーション、児童発達支援事業所 フォレストキッズべっぷ宇治教室、美容皮膚科など、幅広い事業を展開する医療法人です。

理事長の別府 浩毅（べっぷ こうき）さんは、平成29年9月にご自身の専門分野を生かし、生活習慣病・糖尿病・心臓病に特化したクリニックを開業されました。

「より気軽に利用できる・相談できるアットホームなクリニック」を目指されており、地域とのつながりを大事にしているとのこと。地域の患者さんは通院だけでなく、「うちの畑で採れた野菜を持ってきたよ～」と言って届けてくださることも多々あるそう。病気のときだけでなく、気軽に来てもらえる、地域に根づいた取り組みを行われています。

また、糖心会のミッションとして掲げているのは「健康寿命の延伸」。最期まで健康に生き続けるために大事なのは、病気になってから、高齢になってからではなく、若い頃から病気にならない健康的な生活を送ること。そんな思いから、幅広い事業の展開を行っておられるとのことです。

本院では心臓リハビリテーションも行われています。

【活動紹介】

ーーべっぷ訪問看護リハビリステーションについて教えてください

病院には行けないけれど医療を必要としている方、住み慣れたおうちで安心して暮らしたい方のためにできることはないか…と考え、訪問看護を始めました。

べっぷ内科クリニックと連携しているため、糖尿病や心臓疾患を患っている方にも安心して利用いただけます。

日常生活の看護だけでなく、リハビリテーションや医療処置、療養サポート、ご家族のサポート、お看取りのサポートまで行っています。

ーー児童発達支援事業所 フォレストキッズべっぷ宇治教室について教えてください

最初は働く人のための保育所を作りたいというのがきっかけでした。ただ保育施設を作るためには、いろいろとハードルがあり、調べていくうちに、発達障害でお困りのお子さんたちの受け皿が宇治市にはまだ少ないことを知りました。そのため、未就学児の児童発達支援事業所を作ることにしたのです。

教室では、楽しく遊びながら身体感覚をつかむ感覚統合、ことばや自立の支援、一人ひとりの発達に合わせた個別支援などを行っています。また、お子様の療育に合わせ、ペアレントトレーニングも実施しています。

ーー地域とのつながりのために、やっていることはありますか？

◆本院で「宇治べっぷマルシェ」開催

本院では、毎月第2日曜日に「宇治べっぷマルシェ」を開催しています。

「健康寿命延伸のために、家に閉じこもらず出かけてほしい」「困ったときに思い出し頼りにしていただける存在になりたい」そんな思いで2023年4月からはじめ、今も継続しています。おかげさまで、毎月多くの方が足を運んでくださっています。

◆分院で「市民公開講座」開催

分院では、2024年7月26日（金）に第1回市民公開講座を行うことが決まっています。健康でいるために知っておいていただきたいことを、気軽に学べる場になればと思っています。第1回のテーマは「女性のための漢方」です。漢方の視点から、女性特有の体調不良やストレスにアプローチする方法を医師がわかりやすくお伝えする内容となっています。

ーー「宇治市健康づくり・食育アライアンス　U-CHA」の団体に登録しようと思われたきっかけは何ですか？

地域とのつながりをさらに広げていきたいと考えていたこともあり、宇治市健康づくり推進課さんにご相談にいったことがきっかけです。お話を聞いていただいたところ、うーちゃを勧めていただき、「ぜひ一緒に活動したい」と思いました。

ーー今後の抱負を教えてください。

宇治市健康づくり・食育アライアンスの会員さんは、医療関係者だけでなく、さまざまな得意分野をもつ方々が集まっていらっしゃいます。

自分たちの得意なところを生かしながら、他の会員のみなさまとつながり、宇治市の健康寿命延伸のためにできることがあればと考えています。

健康寿命延伸のためには、病気になる前、若い世代からの意識改革が大切だと思っています。そうしたことにも、みなさんと共に取り組んでいければうれしいです。