今村園芸

代表者 今村 正喜
所在地 宇治市伊勢田町大谷57
連絡先 090-2044-3987
Email Imamasa48@gmail.com
HPアドレス  
活動内容 休養・こころの健康 / その他
業  態 民間企業
四季を通じて色々な花を生産して花市場に出荷することを基本とし、色々なイベントで花を販売します。花の力を信じ、その癒しの力で沢山の方々を幸せにします。

Interview

 

【団体紹介】

今村園芸は13代目つづく花農家です。
歴史のある家で、資料として残っているのが【伏見花屋仲間鑑札 】という家宝があるそうです。
1856年安政3年には、旧の屋号【丹波喜】で花の仕事をされていました。
今村さんは京都府の農業大学校を卒業して、すぐに実家で代々営んでいる花の生産の仕事をお爺さんとお父さんに教えてもらいながら始められたそうです。
今年で花の仕事を始めて20年目で、現在は宇治市花木生産組合の共販部会長や宇治市農業委員、巨椋池改良区の理事をされています。

【活動紹介】

___どのような活動をされていますか?

普段は、四季を通じて花の栽培をしています。
最近は、ひまわりの栽培に力を入れてます。
5年ほど前から小学生を対象にした花育事業を行っています。
宇治市内の小学校で宇治学の授業をしたり、京都府の事業でキッズフラワーコンテストを開催したりしました。

また、コロナ禍で休業しがちなBarに花を生け込みに行くことを1年半続けています。
今年度は、地元の伊勢田町にあるおく整骨院にも定期的に花を生け込みに行ってます。
お客様の目に触れる機会が増えたことで直接綺麗とか元気になると言ってもらうことがあります。

7枚あるゴッホのひまわりをリスペクトして【8番目のゴッホのひまわり】という大学生のアイデアで信楽焼とひまわりのコラボで再現された絵画から飛び出した作品を展示したり、
絵に描いたり、写真を撮ったり、芸術を楽しんでもらう企画を考えています。

___健康づくりで大切なことは何だと思われますか?

野菜が体の栄養を補給してくれますが、生花は心の栄養を補給してくれると思います。
花には、人の気持ちを優しくする力があると思います。

見て嬉しい、あげても嬉しい、貰って嬉しい、育てて嬉しい、飾って嬉しい。

花育では、いけばなを通じて花の楽しみ方を知ってもらうことと、
子どもたちの生け込んだ作品の1つ1つは花自体が綺麗であることからどのように生けてもとても素晴らしい作品になります。
これは子どもたちを褒める機会になります。子どもたちの自己肯定感を満たしてあげる機会になります。
子どもたちの成長や学びの機会をいけばなを通じてアシストしたいと考えています。

___宇治市健康づくり・食育アライアンスに加盟して、どのようなことをしていきたいですか?

11月末か12月入ってからぐらいに8番目のゴッホのひまわりのスケッチ大会を開催したいと考えています。

花を作ってきた経験を活かして地元の色んな団体と交流してその活動を通じて花の力で地域を元気にしていきたいです。

【2025年11月インタビュー】

今村園芸では、現在コットンフラワー「都っとん」を主に取り扱われています。

「都っとん」は、京都で品種選定して、京都で生産されたコットンフラワー。京都府花き生産組合連合会、枝物部会の副会長でもある今村さんも、これまで評価や選定に関わってこられたそう。

今回も、今村園芸の13代目である今村 正喜さんにお話を伺いました。

―――今年の12月に「都っとん」を使ったワークショップを行われるそうですね?

宇治あぐりPR委員会主催、NPO法人まちづくりねっと・うじの企画・運営による農業体験「クリスマススワッグづくり」で講師をさせていただく予定です。

―――今村さんが現在チカラを入れておられることは何ですか?

今村園芸としての事業以外に、地元の地域活性を目的とした、さまざまな活動を行っています。その一つが、西宇治巨椋商店ネットワーク「西宇治PLATT(プラット)」の活動です。

近鉄小倉駅東側に「任天堂ミュージアム」ができ、東側は盛り上がりをみせていますが、その一方で西側が弱いと考えていまして…。今年は、西宇治プラットのメンバーで、さまざまなイベントなどを企画・運営してきました。

◆ぷらっとスイーツフェスタ

6月に行ったのは、スイーツフェスです。クレープ、パフェ、ケーキ、クッキー、かき氷、わたがし、おだんごなどのさまざまなスイーツを販売するだけでなく、スタンプラリーや遊びのコーナーを設けました。6月といえど暑い日だったので、かき氷が大人気となりました。

◆子ども縁日とビール夜市

8月は、昼間に子ども縁日、夜にビール夜市を行いました。ステージを設け、元気巨椋っ鼓さんによる太鼓演奏やダンス、弾き語りなども行っていただきました。

このイベントは宇治市さんが後援についてくださったこともあり、大盛況となりました。

◆ぷらっとスマイルde秋フェスタ

6月は女性やお子さん、8月はお子さんや大人をターゲットにしたので、10月は高齢者の方にも楽しんでいただこうと秋祭りを行いました。

和菓子や抹茶スイーツの販売、脳トレ健康ゲーム大会、整体などのマッサージを企画。

ただ、この日はあいにくの雨で…。来年度への課題も残る内容となりました。

―――健康づくりとはどうつながっていくと思われますか?

うーちゃでも「人と人とのつながりを大切にしながら、健康づくりと食育の輪をひろげていきたい」との想いがありますが、まさに地域の人が集まる場を作ることは、健康につながっていくと考えています。

これからも、地域住民がつながれるような場を作り、宇治全体が盛り上がってくれることを期待しています。

―――うーちゃの会員としてやっていきたいことはありますか?

宇治市の小学校と連携して行っていた「花育」は、機会があればうーちゃでもやっていきたいですね。花育は、子供の教育と地域活動を推進する取り組みです。

例えば、大久保小学校では、グラジオラスの球根を実際に定植してもらい、成長を見守っていただきました。植物を育てるというのは、天候などにも左右されるので難しく、コストもかかります。いろいろな問題もありますが、お花に触れたり匂いをかいだりすることは、お子さんの情緒を育むうえでも有効だと思っています。

現在、うーちゃフェスタやうーちゃ学校に直接関わってはいませんが、農協青年部や消防団などの活動で、うーちゃ会員である、京野菜いのうちの井内さんや小山農園の小山さんとはよく顔を合わせます。同年代で農業に関わっている者同士、いろいろと取り組んでいければと思います。