代表者 | 島田 淳子 |
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所在地 | 京都府宇治市六地蔵奈良町6-4ヴィラノール603 |
連絡先 | 0774-66-5754 |
office@en-sante.co.jp | |
HPアドレス | http://en-sante.co.jp |
活動内容 | 運動・身体活動 / 栄養・食生活 / 食育に関すること |
業 態 | 民間企業 |
【団体紹介】
フランス語で「健康でいる」という意味をもつ言葉を社名に掲げる株式会社アン・サンテは、2018年に管理栄養士の島田淳子さんによって創業されました。ホームヘルパーや介護食に関わる人向けの料理教室、学校や医療、介護など様々な場所で活躍する管理栄養士の研修・人材育成、食に関するコンサルティング、栄養相談など、幅広い事業を行っています。同年9月には、認定栄養ケア・ステーションに認定されました。
認定栄養ケア・ステーションとは、栄養ケアを提供する地域密着型の拠点として、日本栄養士会が民間企業や組織を認定する制度。事業内容として、地域の住民、自治体、健康保険組合、民間企業、医療機関、薬局などを対象に、日々の栄養相談、特定保健指導、講師の派遣、調理教室の開催、栄養表示など、食に関する幅広いサービスを行っています。
島田さんは、「30代、40代を迎えてから生活習慣病で慌てるのではなく、健康不安のない10代から将来を見据えて食生活を考えていく必要がある」と言います。小さい時は好き嫌いでお母さんを悩ませる子どもも、成長に伴い、食の悩みが偏食、肥満、ダイエットなどに変わっていきます。青年期~中年期にかけては、生活習慣病。高齢期には、骨粗しょう症や嚥下(えんげ)機能の低下。骨粗しょう症は、20歳の時に骨量が十分あれば予防できるのだとも言います。
そうした食にまつわるライフステージごとの悩みを気軽に相談でき、その人の持つ「自ら健康になる力」を底上げすることのできる管理栄養士・栄養士を地域に増やしていきたいと、人材育成に力をいれる島田さん。「食と健康に関心が高い現代、そういう人や社会がまず管理栄養士・栄養士に頼ってもらえるようにしていきたい」と強調します。
老人の孤食や低栄養を防ぐ試みとしての高齢者向け「おとな食堂」や、外食ではお子様ランチと並んで「高齢者ランチ」があるというのを当たり前にしたいというアイデアなど、決して高齢者を特別視するのでなく、お互いに考慮し合うのが自然というシームレスな食文化を築くため、様々な企画に地域や企業と手を取り合い取り組む島田さん。いつかは誰もが迎える高齢期を見据え、自分事とし、自らの手で地域社会に種を蒔き、育てています。
【活動紹介】
「家族で楽しもっ!」をテーマに、「ともいき(共生)フェスティバル2019」が12月14日、宇治市槙島町の京都文教大学で開かれました。毎年この時期に開かれる恒例行事で、今年は好天にも恵まれ、大勢の親子連れらが楽しい一日をすごしました。
子どもたちが楽しめて、いろいろチャレンジできるブースが多数出展されるイベント。京都文教大学・京都文教短期大学の学生や教員と一緒に遊びブースやステージで楽しいひととき過ごせるほか、地域の団体や企業によるワークショップなども開催されています。
アライアンスメンバーの株式会社「アン・サンテ」は、今年初めての参加。宇治市健康生きがい課の隣のブースで、おいしい介護食や介護食器などを紹介しました。
同社は管理栄養士の島田淳子さんが創業。栄養・ケアステーションに認定され、食を通じての地域の健康づくりに活躍しています。今回は管理栄養士の立場で、お年寄りにも使いやすい食器や飲み込みやすい食品などを紹介するため参加しました。
京都の伝統工芸の技術を生かした松花堂弁当風の食器セットは、持ちやすい長さとカーブのスプーンのほか、粥椀、平皿、丸鉢など、いずれも食べやすいように工夫がほどこされています。水ようかん、わらびもち、みたらし団子などの和菓子は、飲み込みやすいだけでなく、厳選した素材で味にもこだわっています。また、とろみがついた嚥下酒も紹介されていました。
島田さんは「ただ飲み込みやすいだけでなく、味が良くて見た目もきれいで、食べる楽しみを提供できる介護食です。これからも地域の方々にいいものを紹介したい」と話していました。